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フラウンホーファー、IRレンズの生産コストを70%以上削減
August 13, 2012, Freiburg--フラウンホーファー研究所材料メカニクス(IWM)の研究チームは、カメラのIRレンズ研究に取り組んでおり、「製造コストを70%以上削減する製造プロセスを開発した」と発表した。
IWMの研究者、Dr. Helen Müllerによると、通常これらのレンズは、ゲルマン、ジンクセレナイド(セレン化亜鉛)、ジンクサルファなどの結晶材料で作製される。問題は、これらの材料が非常に高価であること、機械加工しかできないこと。それらを所望の形状にするには研削、研磨、ダイヤモンド旋盤を使うことになり、明らかに加工コストが高くなる。「結晶材料の代わりに、われわれはアモルファスカルコゲナイドガラスを使う。その軟化温度、つまり形状を変えられる温度は低い。したがって、非等温ホットスタンピングで形を造ることができる。この工程は、ワッフル焼き機でワッフルを作るのと同じだ。研究チームは、カルコゲナイドガラスを2つのプレスツールの間に置く。そのツールが所望のレンズ形状を形成してくれる。次に、それを熱してプレスツールの間で形を作る、つまり「ワッフル焼き機」で挟む。数分後、ガラスは再び軟化温度以下に冷え、型を外す。すでにレンズは完璧にできあがっている。従来の工程と違い、もはや、さらに磨きをかけたりする必要はない。このようにして作製されるレンズは、研磨したレンズと同じ優れた光学イメージング品質を示す。ガラスがツールに残らないようにするために、ツールの表面はワッフル焼き機のテフロン加工と同様に、付着防止、焦げ付き防止コーティングが施されている。研究チームは、この工程をさらに仕上げて、経済的な量産工程にする意向だ。
IWMの研究者、Dr. Helen Müllerによると、通常これらのレンズは、ゲルマン、ジンクセレナイド(セレン化亜鉛)、ジンクサルファなどの結晶材料で作製される。問題は、これらの材料が非常に高価であること、機械加工しかできないこと。それらを所望の形状にするには研削、研磨、ダイヤモンド旋盤を使うことになり、明らかに加工コストが高くなる。「結晶材料の代わりに、われわれはアモルファスカルコゲナイドガラスを使う。その軟化温度、つまり形状を変えられる温度は低い。したがって、非等温ホットスタンピングで形を造ることができる。この工程は、ワッフル焼き機でワッフルを作るのと同じだ。研究チームは、カルコゲナイドガラスを2つのプレスツールの間に置く。そのツールが所望のレンズ形状を形成してくれる。次に、それを熱してプレスツールの間で形を作る、つまり「ワッフル焼き機」で挟む。数分後、ガラスは再び軟化温度以下に冷え、型を外す。すでにレンズは完璧にできあがっている。従来の工程と違い、もはや、さらに磨きをかけたりする必要はない。このようにして作製されるレンズは、研磨したレンズと同じ優れた光学イメージング品質を示す。ガラスがツールに残らないようにするために、ツールの表面はワッフル焼き機のテフロン加工と同様に、付着防止、焦げ付き防止コーティングが施されている。研究チームは、この工程をさらに仕上げて、経済的な量産工程にする意向だ。