Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

August 9, 2012, Geneva--STMicroelectronics(ST)は、スマートフォンや他の携帯機器向けの新しいビデオシェアリング市場に重要な一歩を踏み出した、と発表した。
STはスタートアップbTendoとの共同開発成功に続いて、知的所有権(IP)を獲得し、このイスラエルの企業のほとんどの従業員を雇用し、この技術の普及を促進する。
bTendoの革新的なスキャニングレーザプロジェクションエンジンとSTのMEMS技術、ビデオ処理ノウハウ、半導体プロセス技術を統合する開発から評価サンプルを作製。微小で低消費電力であることから、次世代スマートフォン、デジタルカメラやラップトップへの組込用として最適なサンプルが仕上がっている。これらのサンプルは、現在、潜在顧客が評価中。
スキャニングレーザプロジェクションエンジンにより、フォーカスフリー高解像度が可能となるので、ユーザは映像、画像、プレゼンテーションを事実上どこにでも表示できる。bTendoの革新的なソリューションにより、市場最小サイズ、最高効率が可能となり、モバイルメーカーの最も厳しい設計仕様を満足することができている。特に、1.7㎝3以下のモジュール、高さ5mm以下に収めたプロジェクションエンジンは、最薄型スマートフォンやその他の携帯機器組込に最適となっている。
調査会社パシフィックメディアアソシエーツ(Pacific Media Associates)によると、ピコプロジェクタ市場は、2011年出荷数量が約300万台、今後CAGR 80％以上で成長して2015年に5800万台に達すると予測している。