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増加する中国のFTTxだが、世帯普及率はまだ低い

June 28, 2012, London--Ovumによると、中国の固定ブロードバンド市場は加入者数では世界最大であるが、中国の世帯普及率はまだ非常に低く、わずか10.6%に過ぎない。
Ovumのシニアアナリスト、Jane Wang氏は、「中国の国家統合計画はブロードバンド市場の成長、主に市場の競争レベルを高めることで市場の成長を加速することを目的に作成されている。特に、ケーブルオペレータとチャイナモバイル(China Mobile)は、主要ブロードバンド通信事業者、チャイナテレコムとチャイナユニコムそれぞれの地域で独占的ブロードバンド市場への参入が認められることになる。競争優位性を維持するためにチャイナテレコムとチャイナユニコムは、2010年以来光ファイバインフラへの投資を増やしてきており、今後3~5年は固定ブロードバンドネットワーク投資も強化される」と分析している。
中国ではxDSLがまた主要なインターネットアクセス技術であるが、FTTxの追い上げを受けている。FTTx接続の前年比成長率は2011年、ADSLの成長率を大きく上回り、予測ではチャイナテレコムとチャイナユニコムが2015年には中国のFTTx加入者ベースを世界の半分以上に増やすと見られている。
「中国におけるFTTx接続は、2016年にはxDSL接続数を上回ると見られている。とは言え、ADSLが完全になくなることはない。特に田園地域ではFTTxの導入にはまだ多くの時間がかかる」とWang氏はコメントしている。
FTTxは急成長して中国における主要ブロードバンドアクセス技術になる。Ovumは中国のFTTx加入者ベースは2015年に7650万件に達し、世界のFTTx加入者ベースの50%を超えると予測している。
直近のレポートによると、チャイナテレコムとチャイナユニコムは2012年、FTTxインフラにCAPEXの半分以上をあてる。加えて、FTTxコンポーネントの価格下落も市場の成長を加速する。
「ADSLは急にはなくならない、特にFTTxの展開に時間がかかる田園地域では使われ続ける。FTTxの導入は主要都市、新設ビル、高速ブロードバンドの強い需要がある地域、既存ネットワークのアップグレードが比較的容易な地域から導入が進んでいく」とWang氏は説明している。

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