Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

June 15, 2012, Tempe--アリゾナ州立大学フレキシブルディスプレイセンタ(FDC)は、最先端のミックストオキサイド(mixed oxide)薄膜トランジスタ(TFT)を用いて世界最大のフレキシブルカラー有機発光ディスプレイ(OLED)プロトタイプを作製した。
この7.4インチのデバイスは、FDCと米国陸軍研究所(ARL)の研究者が開発した。これはUS国防省(DOD)が設定した厳し目標も満足している。国防省の目標は、薄型、計量で、曲げられる頑丈なデバイスに使用するフルカラー、フルモーションビデオ、フレキシブルOLEDディスプレイの開発促進。
FDCディレクタ、Nick Colaneri氏は、「これはフレキシブルディスプレイ技術にとっては大きな製造ブレイクスルーだ」とコメントしている。
ミックストオキサイドTFTは、鮮明な色、ビデオの高速スイッチング、低消費電力を含め、ハイパフォーマンスディスプレイを製造する極めてコスト効率のよいアプローチとなる。さらに、現行のアモルファスシリコン製造ラインで製造できるので、特殊装置や工程が不要。このため、競合アプローチに比べてコスト削減となる。