Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

June 13, 2012, Upper Lake--ElectroniCast consultantsによると、サイネージとプロフェッショナルディスプレイに使用されるパッケージドLEDの世界消費額は、2010年に15億ドル、2011年に16億3000万ドル超だったが、2017年には33億ドルに達する。消費額は増加するが、これは下がり続ける平均販売価格(ASP)を数量の増加によって埋め合わせた結果。消費額が多いのはHB-LEDで、2012年の相対市場シェアは約67%。
地域別では、アメリカ(中南米と北米)とAPAC地域がほぼ拮抗しているが、APAC地域の成長ペースは一段と速まると予測されている。2012年、EMEAは世界消費額の20%を超えるが、予測によると、この先数年の成長は横這いで推移。
2011-2017年市場展望と予測が、標準タイプと、サイネージやプロフェッショナルディスプレイに使用されるHB-LEDについて発表されている。ElectroniCastの定義によるHB-LEDは、30lm/Wとそれ以上(>30lm/W)のルーメン/ワットのコンポーネントレベルのバルブで、それ以下(<30lm/W)が標準タイプ。
数量では、標準LEDの市場シェアが高く、95%を超えている。HB-LEDと標準LEDのASPの違いは大きいので、2012年、消費額ではHB-LEDが67%を占める。
高輝度カテゴリには、超高輝度(UHB)LED(70lm/W超)が含まれる。標準タイプとHB-LEDのASPは、いずれも年々下降を続けるが、UHB-LEDの価格はHB-LEDに対して大きなプレミアムがついている。現状では、このアプリケーションでのUHB-LEDの利用は少ないが、UHB-LEDの利用が増えるにともない全般的な影響により、2011-2017年のHB-LEDカテゴリにおける年間のASPがわずかに下がる。