Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

June 11, 2012, Wellingborough--IMSリサーチ(IMS Research)は、「GaN LED四半期需給調査」2012年Q2 MOCVDアップデートを発表し、2012年GaN MOCVD出荷予測を281台に下方修正した。
同社アナリスト、Jamie Fox氏は「2012年の落ち込みは、バックライト用としては十分な装置があり、照明はまだ完全には立ち上がっておらず、中国の補助金政策が終わっているためだ」と分析している。同氏によると、予測の見直しはサプライヤの最近の業績発表を分析したものであるという。また、特に中国では、ここ数ヶ月、購入計画が予想を下回っている企業があり、これはIMSリサーチの最新メーカー調査結果を分析したものだ。「今期は、台湾で生産能力が上限に達していると聞いているが、これは当座はまだ世界的な傾向であるとは見ていない」と同氏は話している。
2012年のMOCVD出荷(281台)は、前々年(771)、前年(654)と比べるとかなり落ち込むが、それでもまだ2009年(224)よりは多い。2012年は、装置導入という点では活気がない年だ。これは、バックライト周期と照明周期が狭間の低いポイントにあるためだ。2011年中国で購入が急増した後、2012年は販売が激減した。
2012年Q1世界市場全体が、中国の最大発注だった2011年Q4と同程度にとどまった。しかし、IMSリサーチは、2012年上半期に市場は底を脱して下半期には、緩やかな成長に転じると見ている。