Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

May 30, 2012, Fremont--光コンポーネントメーカー、オプネクスト(Opnext Inc)は会計年2012年第4四半期(4Q)の業績が、前期の5310万ドルから27%増、6760万ドルとなったと発表した。この売上増に貢献したのは40Gbpsとそれ以上のレートの製品が、前期の2020万ドルから58.8%増、3200万ドルとなったことによる。同社によると、40Gbpsと100Gbps製品ラインのほとんどで需要が改善した。
ただし、Q4の売上はガイダンスの7000-7500万ドルにとどかなかった。また、前年同期比でも、9530万ドルから29%減となった。40Gbps超の製品も前年同期の3820万ドルから16.2%減となっているが、売上げ減の大きな要因は10Gbps以下の製品が4890万ドルから40.9%減、2890万ドルとなったことによる。これは、同社10Gbps製品のほとんどがアセンブリ、テストされていたタイのファブリネット、Pinehurst工場を襲った昨年10月の洪水の後遺症によるもの。オプネクストによるとこの工場での10Gbps製造再開は2月、洪水前の生産能力を回復したのが3月末だったため、10Gbps以下の製品の売上げは前期の2620万ドルから10%増となった。
産業および商用製品の売上げは670万ドルで前期比横這いだが、前年の820万ドルからは18.1%減となった。
顧客別では、シスコ、FiberHome Technologies、NSNがそれぞれ総売上の10%もしくはそれ以上(合計47%を構成)だった。
オプネクストは現在、供給制約下にあり、これが40G超の製品に影響を及ぼすが、10Gbps製造能力が正常に戻っているので、次の四半期には落ち込んでいた10Gbpsビジネスの回復が続くと見ている。このため、総売上を7000-8000万ドルと見込んでいる。
なお、オプネクストは3月に、オクラロとの吸収合併を発表している。
(詳細は、www.opnext.com)