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ファーウェイ、最高スペクトラム効率のWDMプロトタイプ

May 22, 2012, Shenzhen--ファーウェイ(Huawei)は、50GHz固定スペクトラ間隔を採用した現在主流の製品を改善した新しいWDMプロトタイプを発表した。
ファーウェイのWDMプロトタイプは、スペクトラル間隔は最小粒度12.5GHzで柔軟に可変できるもので、同社は最高のスペクトラム効率を実現したと説明している。これによってWDMシステムのスペクトラム利用効率と柔軟性が向上し、マルチキャリア技術と次世代の100Gを超える光ネットワークの帯域柔軟性に向けた堅固な基盤が確立されたことになる。高効率スペクトラム技術によりキャリアは、将来のニーズに応えるWDMネットワークを構築できる、とファーウェイは説明している。
ブロードバンドサービスの普及によって伝送容量が急増し、100Gネットワークの展開が始まっている。100G WDMを超える技術は現在、次の研究の焦点となっており、マルチキャリア技術が400Gや1Tbps伝送のソリューションと見なされている。現在主流のWDMシステムは50GHzもしくは25GHzスペクトラムインタバルをベースにしており、400Gや1Tbpsマルチキャリア伝送にはスペクトラム利用は十分ではない。ファーウェイが開発した高効率WDMプロトタイプは、大容量WDMシステムに向けてスペクトラム利用効率を改善する。このコンパクトなソリューションによってスリムなマルチキャリア高速信号が可能になり、信号の伝送効率が一段と向上する。
WDMプロトタイプは40G、100G、400G、1Tbpsハイブリッド伝送をサポートし、50GHz、25GHzスペクトラム間隔レガシーシステムにも準拠している。これにより、40Gおよび100Gシステムから400G、1Tbpsシステムへの円滑な移行が可能となり、既存ネットワークへの投資を効果的に保護することが可能となる。
この高効率スペクトラム技術は、次世代の帯域フレキシブル光ネットワークのコア技術の1つ。次世代の帯域フレキシブル光ネットワークの信号は、伝送距離、サービス容量をベースに変調モードやラインレートが自動的に調整され、周波数帯域利用は絶えず変化する。12.5GHz粒度で帯域、距離、周波数帯域が柔軟に調整され、より多くのサービスが提供できるようになる。

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