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専用メガネ不要の多視点3D表示技術を開発
May 22, 2012, 川崎--NLTテクノロジー(NLT Technologies)は、多視点(6視点)の裸眼立体視が可能な3D表示技術、HxDP(Horizontally x times-Density Pixels)を適応した、対角79mm(3.1型)WQVGA(427×240ピクセル)低温ポリシリコンTTF(薄膜トランジスタ)カラー液晶ディスプレイモジュールのプロトタイプを開発した。
開発した液晶ディスプレイモジュールは、同社がNEC時代から開発してきた独自の裸眼3D技術HDDP(Horizontally Double-Density Pixels)をさらに進化させて、多視点裸眼3D表示に対応したもの。
従来の液晶ディスプレイでは、RGBのサブピクセルが縦に並んで1つの画素(ピクセル)を構成する。この通常ディスプレイを使って3D表示する場合は、少なくとも2つの画素を使う必要があり、このため3D表示時の解像度が2D表示の2分の1以下になる。NLTの独自技術であるHDDPでは、横方向に配列したサブピクセル2セットで1画素を構成するため、水平に2倍の画素密度、すなわちHDDP(Horizontally Double-Density Pixels)となる。
このHDDPでは2つの視差画面を表示するが、多視点3D表示技術であるHxDPは、2つ以上の視差画面を使用するために、1つの画素に、視点数分のサブピクセルセットを高密度で配置する。つまり、3視点であれば3倍の密度で、6視点であれば6倍の密度でサブピクセルを配置する。このように“x”倍の密度で画素を配置するため、HxDP(Horizontally x times-Density Pixels)と呼んでいる。従来のHDDPと同様、3Dを2Dと同じ解像度で表示できるうえ、2Dと3Dの混在表示も可能。
これに加えて、3D表示部分の視点数を選択することも可能。2視点でも3視点でも、最大x視点までの多視点3Dの表示を任意の部分で実現可能。また、視認角度も2視点に比較して広がる。
さらに多視点の情報を持つHxDP適応の液晶ディスプレイモジュールでは、視認角度によって視認するデータが異なるため、運動視差と呼ばれる、より立体感のある3D表示が可能になった。
開発した液晶ディスプレイモジュールは、同社がNEC時代から開発してきた独自の裸眼3D技術HDDP(Horizontally Double-Density Pixels)をさらに進化させて、多視点裸眼3D表示に対応したもの。
従来の液晶ディスプレイでは、RGBのサブピクセルが縦に並んで1つの画素(ピクセル)を構成する。この通常ディスプレイを使って3D表示する場合は、少なくとも2つの画素を使う必要があり、このため3D表示時の解像度が2D表示の2分の1以下になる。NLTの独自技術であるHDDPでは、横方向に配列したサブピクセル2セットで1画素を構成するため、水平に2倍の画素密度、すなわちHDDP(Horizontally Double-Density Pixels)となる。
このHDDPでは2つの視差画面を表示するが、多視点3D表示技術であるHxDPは、2つ以上の視差画面を使用するために、1つの画素に、視点数分のサブピクセルセットを高密度で配置する。つまり、3視点であれば3倍の密度で、6視点であれば6倍の密度でサブピクセルを配置する。このように“x”倍の密度で画素を配置するため、HxDP(Horizontally x times-Density Pixels)と呼んでいる。従来のHDDPと同様、3Dを2Dと同じ解像度で表示できるうえ、2Dと3Dの混在表示も可能。
これに加えて、3D表示部分の視点数を選択することも可能。2視点でも3視点でも、最大x視点までの多視点3Dの表示を任意の部分で実現可能。また、視認角度も2視点に比較して広がる。
さらに多視点の情報を持つHxDP適応の液晶ディスプレイモジュールでは、視認角度によって視認するデータが異なるため、運動視差と呼ばれる、より立体感のある3D表示が可能になった。