Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

May 2, 2012, Santa Clara/Santa Rosa--アジレント(Agilent Technologies Inc)とセンテラクス(Centellax)は、アジレントがセンテラクスのテスト&測定事業を買収することで正式契約したと発表した。
センテラクスは、株式非公開企業で、高速デジタル通信システムやコンポーネントのテストに使用するビットエラーレシオテスタ(BERT)および信号発生器などの主要技術と製品を設計、製造している。
買収は、慣習的な条件にしたがい、約2週間以内に完了する見込。買収金額など、詳細は非公表。
センテラクスは、高速通信用テスト製品の供給メーカーとしての地位を確立している。アジレントは、高速デジタルインタフェース評価の市場リーダー。
この買収により、センテラクスとアジレントの顧客は、テストソリューション全域で高速デバイスを包括的に見ることができるようになる。センテラクスのテスト&計測事業は、アジレントの現在の地位を強化する。また、デジタルI/Oや光トランシーバテストで、R&Dにおける詳細な評価から、製造現場での経済的なテストまで、32Gとそれを超える領域に渡る全ての要求をカバーするために行っている現行の投資を強化するものでもある。
今回の買収によりBERTアプリケーションで両社の力が統合されることについてアジレント、デジタル/フォトニックテスト部門ジェネラルマネージャ、Juergen Beck氏は、「センテラクスの製品と技術を加えることで当社は顧客が求める完全なライフサイクルに対応し、この業界への取組強化にもなる」とコメントしている。
センテラクスのテストポートフォリオには、ビットエラーレシオテスタ、パタンジェネレータ、クロックシンセサイザ、シグナルインテグリティステュディオソフトウエア、テストアクセサリが含まれる。センテラクスのコンポーネント事業は、この買収には含まれない。