Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

May 2, 2012, San Jose--ネオフォトニクス(NeoPhotonics Corporation)は、モスクワの投資会社RUSNANOから投資を受けたと発表した。
RUSNANOは、第三者割当新規発行普通株を497万株を取得。1株あたり8.00ドル、総取得額3980万ドルとなる。ネオフォトニクスの株価は、2012年4月27日終値が4.49ドル。株式は、2年間の据置契約にしたがい、転売が制限されており、2年後にネオフォトニクスは潜在転売株式として登録しなければならない。今回の投資に関連してネオフォトニクスはRUSNANOのマネージングディレクタ、Sergey Polikarpov氏を役員に加えた。
ネオフォトニクスの会長/社長/CEO、Tim Jenks氏によると、同社はロシアやCIS諸国などの急成長する新興市場への対応を強化する戦略をとっている。こうした戦略に沿ってロシア、さらに広く東欧へ投資していくとしている。「数年前からこの成長機会に注目して、地域的な販売力強化を図ってきた。それ以来、ロシアの顧客に製品を供給してきた。計画されているRUSNANOのサポートを得て、ネオフォトニクスはこの地域で新たに商機を拡大していける好位置につけている」とJenks氏はコメントしている。
また、Polikarpov氏は、「計画されているロシアの研究・製造拠点ではPICの開発、加工、製造までの幅広い段階をカバーすることになる。ロシアにおけるRUSNANOのサポートにより、ネオフォトニクスの開発サイクルが強化され、ロシアやグローバル市場でのネオフォトニクスの製品採用に向けた時間が短縮される」と話している。
ネオフォトニクスは、普通株販売による手取金の一部をロシアにおけるデザイン、製造能力確立にあてる。ロシアにおける拡張は、2014年7月31日完了を目指している。