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クラウド普及によりクラウドインフラテスト&モニタリング市場成長

May 1, 2012, San Antonio--クラウドコンピューティングは、新しい技術であるので、技術課題、運用課題は多い。しかし、大企業は拡張性とコスト効率の視点からこの技術に積極的に投資している。クラウドコンピューティングの普及により、テスト装置ベンダはクラウドコンピューティング向けの専用ソリューションを開発する十分な機会を与えられている。
Frost & Sullivanの調査「クラウドインフラテスト&クラウドベースアプリケーションモニタリング市場」によると、各市場は2010年にそれぞれ6800万ドル、1億6800万ドルだったが、2017年にはそれぞれ3億2020万ドル、5億5620万ドルとなる。
クラウドサービス導入で最も重要な2要素は、可用性とセキュリティ。遠隔地でホストされているとは言え、アプリケーションもしくはデータはいつでもアクセス可能になっている。クラウド市場におけるセキュリティも問題がでてきており、データの保護、アプリケーションセキュリティ、プライバシー、標準準拠などに関連する面が多い。
Frost & Sullivanのシニアアナリスト、Srihari Padmanabhan氏は「セキュリティ、スケーラビリティ、パフォーマンスについてクラウドインフラをテストすることに加え、エンタプライズはクラウド環境でホストされているアプリケーションのパフォーマンスについても知りたいと考えている。サービスプロバイダ、エンタプライズ、ネットワークエンジニアは、クラウド全体でエンド・ツー・エンド可視化によりネットワーク障害の根本原因を理解する必要があり、アプリケーションモニタリングにも同様に多くの商機がある」とコメントしている。
クラウドコンピューティングは、アプリケーションの開発、提供がスケーラブルになると言う意味で画期的である。この技術は、IT組織体、エンタプライズ、政府など大規模エンドユーザの関心を惹きつけている。この成長市場に参入するために多くの大手テスト&モニタリング企業が、試験やクラウドインフラ評価に使えるソリューション開発に投資してきた。
クラウドサービスプロバイダは通常、顧客とSLA(service level agreement)契約を結び、ネットワークサービスプロバイダが提供するサービスレベルを定める。ほとんどのサービスプロバイダは、稼働時間99.99%を保証している。
「すべてのサービスプロバイダがSLAで定義されたQoS(quality of service)を満足することが期待されている。そのためにサービスプロバイダは絶えずクラウドインフラをモニタし、リソースを割り当てて、アプリケーションがロードピークで適切に応答できるようにしなければならない」とPadmanabhan氏は説明している。
(詳細は、www.frost.com)

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