Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

April 25, 2012, London--パイクリサーチ(Pike Research)によると、LED照明システムの販売は今後10年で急速に伸びるが、2015年以降には一段と成長が加速する。
出荷数量は、ランプと照明器具を合わせて、2011年の6600万ユニットから、2021年には5億4200ユニット、700%を超える成長が見込まれている。売上高に換算すると、APACのLED照明は2011年から2021年までの累計額で110億ドルとなる見込だ。
「APACの政策担当者は、ビルディング照明改善はエネルギー効率向上達成にとって最も分かりやすく、簡単であると考えている。ほとんどのAPACの国々はLED製品採用の利点を認識している。そのため、LED普及促進のために補助金、企業への促進プログラム、業界標準の確立などを準備し、政策を練っている」とシニアアナリスト、Andy Bae氏はコメントしている。
エネルギー効率照明技術の先駆者には日本や台湾が挙げられる。日本は、10年以上前に21世紀Light Projectを通じてLED照明業界をリードする計画を発表。台湾は、次世代光源技術開発&供給戦略を立ち上げており、ここでは国の産業としてLED照明と材料の製造への依存度を高め、これまでの半導体産業へのフォーカスを転換する。全体を見渡すと、APAC市場は多くの市場プレイヤによって細分化されており、LEDチップ、LEDパッケージ、LED照明器具、LEDランプ(バルブ)などで構成される。
パイクリサーチのレポート「APACにおけるエネルギー効率のよい照明」は、APAC地域の商用、産業、屋外のLEDやその他の高効率の照明利用を促進する主要技術と市場トレンドをまとめている。主要国でのLEDおよび高効率照明、普及トレンドに関する政策的な分析、技術トレンド、競争状況などの分析も掲載している。