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通信サービスプロバイダの2011年売上高が1兆9000億ドルに

April 13, 2012, London--Ovumの調査によると、通信サービスプロバイダの2011年売上高は1兆9000億ドルに達した。前年は1兆7900億ドルだった。2011年はキャリアのCAPEXも同様に増えたが、経済状態が不安定であったために成長率は伸びなかった。
Ovumのレポート中で主席アナリスト、Matt Walker氏は、「昨年後半、経済不安のために予算がカットされ、サービスプロバイダのCAPEXを直撃した。2011年全体では、CAPEXは9%成長、3060億ドルだった。最初の3四半期は2桁パーセント成長だったが、4Q11に前年同期比1%に落ち込んだ。特に、上位10社の設備投資のうち、北米の2社(AT&Tとベライゾン)、中国の大手キャリア3社、NTTおよびヨーロッパの多国籍オペレータ4社(DT、テレフォニカ、ボーダフォン、FT)のCAPEXが落ち込んだ。
2011年の売上とCAPEXはOvumの調査「サービスプロバイダ売上とCAPEX予測スプレッドシート:2011-2017」に一致するものだった。
世界のサービスプロバイダの資本集約度(CAPEX/売上高)は、2011年は16.0%、これもOvumの調査と一致している。Ovumは、この比率が今後5年で徐々に15%に近づいていくと見ている。
この予測は世界を対象にしているが、地域によっては平均にも及ばないところがある。Walker氏は、「2011年で唯一大きな驚きはMEA(Middle East and Africa)だった、この地域では実際の売上、CAPEXはそれぞれ10%、7%期待を下回った。これは1つには年末の不安定な政治によるもので、キャリアによっては拡張計画が大きな影響を受けた。他方、北米の売上は予想を2%上回ったが、ベライゾンとスプリントが2011年CAPEXを予測よりも4%下げたので4QのCAPEXは落ち込んだ」とコメントしている。
さらに同氏は、「2012年は緩やかな経済回復の兆しが見えている。さらに回復が進むと、売上目標、CAPEX成長ともそれぞれ3%、6%の増となる見込だ」と語っている。

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