Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

April 3, 2012, Boston--バーティカルシステムズグループ(VSG)の調査によると、ビジネス向けファイバの可用性は2011年に増加を続け、ヨーロッパ全体では商用ビルの20.5％、USでは31.8％でファイバアクセスが利用可能となっている。
この数字は、20人以上の利用者がいる商用ビルにおける、単独もしくは複数のサービスプロバイダによる直接的なファイバ敷設率を示している。ファイバ接続されていない建物は、「ファイバギャップ」と言われている。
世界中で、キャリアEthernetなどの広帯域ビジネスネットワークサービスにとってはファイバアクセスが選好技術となっている。代替方式に対するファイバ接続の利点は、プロビジョンニングの容易性、オペレーションの簡素化、帯域の拡張性、低いビット単価などが考えられる。
「ヨーロッパでもUSでも、2005年～2011年の間にビジネスファイバアクセスは2倍以上に増加したが、それでも両市場で未だファイバ接続されていない建物は100万を超えている」とVSGの主席アナリスト、Rosemary cochran氏は指摘している。「国内外のサービスプロバイダは引き続き戦略的にファイバインフラを拡大していくものと考えられる。ファイバギャップに陥った企業は、サービスネットワークへのファイバ接続の時期を見定めることが重要だ」。
米国およびヨーロッパのファイバアクセス普及率の総合分析はVSGのファイバ調査部門か提供している。