Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

April 3, 2012, Boston--LED市場は爆発的な収益増が2年続いた後、2012年には減速が始まったようだ。
ストラテジィ・アナリティクス(Strategy Analytics)の調査「化合物半導体展望: オプトエレクトロニクス、材料、装置」によると、LED分野の装置に対する設備投資、エピタキシャル基板需要は2012年に落ち込む。これは、AIXTRONのような装置メーカーによる最近の発表が裏付けているもので、これまでアジアの国々の政府からの巨額の補助金がLED需要本来の軟化を覆い隠していたと考えられる。今回のレポートでは、Soitec、住友電工、AXT, IQE、オクラロ、クリー、ルネサスエレクトロニクス、GigOptix、アバゴテクノロジーズ、JDSU、Lumileds、First Solarなどの発表も収録している。
「LED業界は周期的に成長する。最初のフェーズは、モバイルのような小型コンシューマデバイスのバックライトだった。こうしたソリューションがラップトップ、テレビ、電光サイン、自動車アプリケーションに発展し、次のLED普及の波は商用、住宅用照明になる」とストラテジィ・アナリティクスのディレクタ、Eric Higham氏はコメントしている。
また、Asif Anwarディレクタは、「需要は減速しているが、企業は次のLED普及の波に備えて、デバイスのパフォーマンスとコストを改善する製品の開発に取り組んでいる」と付け加えている。