Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

March 27, 2012, Mumbai/New York--タタコミュニケーションズ(Tata Communications)は、Tata Global Network-Eurasiaケーブルを正式発表したことで、世界初の地球周回光ケーブルネットワークを完成させた。同ケーブルは、エジプト経由でヨーロッパをインドに接続し、容量と冗長性を向上させた強化版通信リンクを、中東だけでなく、世界の他の地域にも提供する。
エジプトを通る最終リンクの完成によりタタコミュニケーションズは、ヨーロッパからインドへ、改善された遅延、冗長性、スケーラビリティを持つ独自のエクスプレスルートを顧客に提供できるようになった。先頃稼働開始となった同社のTGN-Gulfと併せてこれらのルートは湾岸地域に出入りする音声、ビデオ、データサービスの増加する需要に応えることができる。
タタのCEO/マネージングディレクタ、Vinod Kumar氏は、「当社の顧客、ヨーロッパの自動車メーカー、アジアのホテルグループ、USの金融サービス会社などは、地球規模の競争市場で闘う必要があり、世界を接続する高速、高信頼の接続を必要としている。先進国、新興国の企業やキャリアは、タタコミュニケーションズのTGNのように完全所有による信頼性、セキュリティを求めている」とコメントしている。
この地球周回リングは、陸揚げ局のみを接続する従来のネットワークと対照的に、都市間接続も提供する。このアプローチにより、経済性、柔軟性が一段と向上し、Time to Market物流を促進し、維持、管理も容易になる。