Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

March 21, 2012, San Jose--ギグオプティクス(GigOptix, Inc)は、ヨーロッパの軍/航空顧客向けに100Gbpsシリアルマッハツェンダ変調器(MZM)をサンプル出荷した。
LX8901は、GigOptix独自の薄膜ポリマ・オン・シリコン(TFPS)技術を採用したシリアル100Gbps DPSK MZM。このデバイスは、低駆動電圧で65GHzを超える光帯域を実現できる点が特徴。LX8901により、リモートアンテナ、RFビーム操作、位相配列レーダ、超高周波信号サンプリング/ミキシングなど、マイクロ波フォトニクス分野で多くの超高周波アプリケーションが可能になる。これらは、インジューム・リン(InP)やリチウムナイオベート(LN)など、他の変調器技術では実現できない。LX8901のコンパクトな形状と広帯域性により、要求の厳しい航空および軍事アプリケーションで必要となるシステムソリューションが可能になる。
TFPS変調器出荷に関連してGigOptix Bothellのジェネラルマネージャ、Eric Miller氏は、この変調器の新しい市場、「マイクロ波フォトニクス、計測器」に関心を示している。「このデバイスの広帯域性により、忠実性の高い複雑な信号が、超高速で生成できるからだ」と話している。