Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

March 14, 2012, Sheffield--フュージョンIP社(Fusion IP plc)は、LED技術を持つセレンフォトニクス(Seren Photonics Ltd)が180万ポンドの投資を受けて同社の先端技術を世界中の製造パートナーに技術移転すると発表した。
フュージョンIP社は、世界最高級の研究成果を事業化する大学IP商用化企業。最初に発表されたのはインドの製造業との契約。
セレンの画期的なプロセス技術は、シェフィールド大学(University of Sheffield)のTao Wang教授が開発したもので、HB-LEDの光変換効率の著しい増加、通常動作時の熱発生減少が試験により確認されている。この特許申請中の技術の実証では、未処理のデバイスに比べて光出力が大幅に増加するという結果が得られている。このことは、より高輝度のLEDランプが製造可能であること、あるいはLEDランプの消費電力を抑制できることを示している。
セレンの技術は、成長が早い白色HB-LED大規模市場をターゲットにしている。アプリケーションとしてはラップトップやTVのバックライト、サインやディスプレイ、家庭用、建築用、街路灯の照明。セレンの会長、Dr godfrey Ainsworthによると、この市場セグメントは2011年で70億ドル、2014年には200億ドルに成長する。
多くの投資家から獲得した180万ポンドは、パイロット規模拡大のための設備増強、セレンのプロセスを商用製造パートナーに移転するためのエンジニアリングチーム獲得にあてる。