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古河電工、自動利得制御機能を搭載したラマンアンプ量産を開始

March 7, 2012, 東京--古河電気工業(古河)は、容易なシステム導入を可能とする、自動利得制御(Automatic Gain Control:AGC)機能を搭載したラマンアンプをHPU42000シリーズとして開発し、製品化した。
古河電工は、ラマンアンプの基本特許(米国特許US6654162号など、日本、米国に多数の登録特許)を有しており、キーデバイス1480nm帯励起レーザでは世界で6~7割のシェアを取っている。今後導入が進む100Gbps等の超高速光伝送では、光信号対雑音比(OSNR)の改善や光伝送路および光部品の損失補償のため、従来のEDFAに組み合わせて、雑音特性に優れるラマンアンプの需要拡大が見込まれている。
古河は、こうした用途に向け、昨年3月に自動利得制御機能を搭載したラマンアンプを開発し、昨年12月に量産を開始。今後は、「更なる高出力/高利得に対する要求が見込まれることから、同製品に搭載されている技術を応用して、高出力/高利得なラマンアンプを開発していく予定」としている。

製品の仕様
信号波長域: 1528.8~1565.5nm
励起LD数: 2台
トータル励起パワー: 680mW(励起出力ポート)
入力パワー: -30~0dBm
利得: 11dB(G.652)、14dB(LEAF)、17dB(TWRS)
利得平坦度: 1.0dB(GFF搭載)
NF: -1.0dB(等価NF)
電源電圧: 4.75~5.25VDC
消費電力: 最大38W
サイズ:212×130×20mm
(利得は、ファイバ長100km、損失0.2dB/kmの場合)

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