Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

January 26, 2012, San Jose--オクラロ(Oclaro, Inc)は、業界初15kWダイレクトダイオードファイバカプルレーザシステムの設計を可能にするレーザダイオードを発表した。
最高パワーレベルとブロードな波長範囲、最先端の輝度を特徴とするオクラロのレーザダイオードは、高いパワーレベルと最先端の輝度で910nm～1070nmをスケールし、次世代の15kWシステムという厳しいパフォーマンス要求に応えている。このレーザダイオードは現在、産業、半導体、自動車、材料加工市場向けに量産出荷中。
15kWおよびその他マルチキロワットシステムは、レーザシステムのパフォーマンスや加工効率向上により高い出力を必要とする、金属溶接、クラッディング、切断などのアプリケーションに理想的と言える。オクラロのレーザダイオードは、その出力パワー、輝度、「色」(波長)により、これら次世代のレーザシステム開発促進にとって重要技術となっている。これらシステムのパワーは多重波長数により直線的にスケールするので、高出力と優れた輝度で910nm～1070nmの波長を提供できるオクラロのレーザは、15kW超の商用ファイバカプルマルチキロワットダイレクトダイオードレーザシステム設計を可能にする技術となっている。
次世代15kWレーザシステムを初めて設計するオクラロの顧客の1つにLaserlineがある。同社が、オクラロのダイレクトダイオードソリューションを選択した理由は、15kWダイレクトダイオードシステムを市場投入するのに必要なパワー、輝度、信頼性であるとしている。またオクラロは、迅速に数量を増やし、コスト効果を上げるために社内の設計、製造の専門技術もLaserlineに提供している。

ハイパワーレーザダイオードの主な革新技術
・レーザダイオード設計構造の最適化
・優れたソルダリングプロセス：テレコムグレードのAuSn(金錫)ハードソルダによりオクラロのレーザダイオードはCW、ハードパルス動作モードなど要求の厳しいアプリケーションに適している。
・E2パッシベーション技術：オクラロの全てのハイパワーレーザ製品と同様、これらのレーザダイオードのフロント端面はE2ミラーパッシベーションプロセスによってCOD（壊滅的光学損傷)から守られている。

(詳細は、www.oclaro.com)