Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

January 24, 2012, Ludwigshafen/Eindhoven--BASFとフィリップスは、車のルーフに組込可能なOLED技術の開発で実用的なブレイクスルーを達成した。
このOLEDはスイッチを切ると透明になり、車の外がはっきりと見える。スイッチを入れると、社内を照明するだけになる。車のルーフ用OLED照明というコンセプトは、OLEDモジュールR&D におけるBASFとフィリップスとの長年にわたる協力の成果。
トランスペアレントOLED照明コンセプトは、全く新しいデザインの可能性が提供できるだけでなく、自動車エンジニアリングへの新たなアプローチも可能にする。このトランスペアレントOLEDサンドイッチ構造は、同じようにトランスペアレントな太陽電池と組み合わせることができる。
BASFとフィリップスは、2006年以来、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)のOLED2015イニシアチブ内で密接な協力関係にある。BASFは、フィリップスがOLEDの開発、製造に使用する有機化学材料を開発している。両社が協力することで画期的なトランスペアレントOLED照明技術を車のルーフに採用できるようになった。