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レーザの市場規模、2015年には90億ドル

January 24, 2012, Mountain View--ストラテジーズ・アンリミテッド(Strategies Unlimited)の調査レポート「The Worldwide Market for Lasers: Market Review and Forecast―2012」によると、レーザの売上高は2015年には94億ドルに達する。
レーザの販売は2010年、2011年当時の予測よりも回復が早く、2009年の最低ラインから記録的な52%成長となった。工作機械や通信装置への投資、中国への販売の力強い成長がこの成長を牽引した。2011年後半、不確実な経済環境の中で販売は減速したが、長期的成長見通しにはまだ力強さがある。2012年の販売は、ほぼ横ばいと予測されているものの、2013年には成長に転じ、2015年には94億ドルに達すると予測している。
ファイバレーザの販売は、2008年に対して114%の成長。これは、キロワット級の金属薄板切断用のレーザとマーキング用のパルスレーザの貢献による。この回復により、IPGフォトニクスがファイバレーザサプライヤの中で再び70%のシェアを獲得した。
タブレットコンピュータやスマートフォンの販売好調が、半導体、ディスプレイ、エレクトロニクス製造向けのレーザベースの装置の販売に寄与している。軍事支出はピークに達しているが、レーザベースの装置を使用する計画は、赤外線対策や目くらましなど長期的なものが多い。データストレージ用のレーザだけは厳しい状況にある。価格の下落と、世界的に他のストレージ形式に移行が進んでいるからだ。とは言え、磁気記憶はハードドライブで次の世代に達しており、レーザにも大きな商機が期待できる。
産業用レーザの売上高の50%超を稼ぎ出しているのはわずか5社、Coherent、TRUMPF、Cymer, IPG Photonics, Rofin-Sinar。昨年、戦略的な買収で注目されたのは、Newport, CVI Melles Griot。
期待が持てる新しいアプリケーションがあらゆる市場分野に見られる。白内障治療へのフェムト秒レーザの使用が米国で認可された。テレコム業界では、40Gbps送信器の導入が進んでおり、100Gbps伝送への移行も間近い。半導体業界は、キロワットCO2レーザを必要とする新しいソフトX線リソグラフィプロセスの開発を進めている。

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