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古河電工、LED照明機器に最適な光反射板を開発・商品化
January 20, 2012, 東京--古河電工は世界で初めてポリカーボネート微細発泡体構造の光反射板を開発・商品化した。同反射板は反射率99%以上と優れた反射性能、LED照明機器の光学設計形状に適した特性としての優れた成形性を特徴としている。
古河は独自技術として微細発泡技術を持ち、液晶用・照明用反射板としてMCPET(エムシーペット)を開発・販売しているが、基材であるポリエチレンテレフタレート(PET)が結晶性の樹脂であるため、二次成形性に難点を抱えていた。一方ポリカーボネートのような非晶性樹脂は成形性に優れるものの、微細発泡させると粗大なボイド(物体に含まれる微小な空洞)が発生しやすいという問題がある。同社はPET微細発泡技術をポリカーボネートに展開することにより、この問題を解決した。
ポリカーボネートはPETに比べると成形性だけでなく耐熱性、難燃性、耐候性にも優れるため、それらの特性が求められるLED照明器具用反射板には最適な素材。LED照明の規模は年々増加しており震災以後、省エネの大きなトレンドとなっている。
古河電工は、「今回開発した製品を使用することでさらなる省エネ化、LED数の減少にもつながる」として、2012年春から顧客に提案していくことを予定している。
古河は独自技術として微細発泡技術を持ち、液晶用・照明用反射板としてMCPET(エムシーペット)を開発・販売しているが、基材であるポリエチレンテレフタレート(PET)が結晶性の樹脂であるため、二次成形性に難点を抱えていた。一方ポリカーボネートのような非晶性樹脂は成形性に優れるものの、微細発泡させると粗大なボイド(物体に含まれる微小な空洞)が発生しやすいという問題がある。同社はPET微細発泡技術をポリカーボネートに展開することにより、この問題を解決した。
ポリカーボネートはPETに比べると成形性だけでなく耐熱性、難燃性、耐候性にも優れるため、それらの特性が求められるLED照明器具用反射板には最適な素材。LED照明の規模は年々増加しており震災以後、省エネの大きなトレンドとなっている。
古河電工は、「今回開発した製品を使用することでさらなる省エネ化、LED数の減少にもつながる」として、2012年春から顧客に提案していくことを予定している。