Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

January 10, 2012, Durham--LRG(Leichtman Research Group, Inc)の調査によると、米国では69％の世帯が少なくとも1台のHDTVを所有している。2006年には17％だったので、過去5年で米国世帯の52％がHDTVを購入したことになる。
また、HDTVを所有する世帯の48％が1台以上のHDTVを持っている。全世帯の約1/3は現在、マルチHDTV世帯となっている、2年前は約1/6、5年前は4％だった。しかし、HD世帯のTVの約45％、米国の全TVの約60％はHDTVではない。
この調査結果は全米の1302世帯に対する調査をベースにしており、LRGの「HDTVと3D TV2011」調査の一部。
その他の主な調査結果

・年収75000ドル超の世帯の85％が1台のHDTVを所有している。年収30000～75000ドルの世帯ではHDTVの所有率は67％、同30000ドル以下の世帯では48％。
・HDTV購入費用の平均は940ドル、2年前との比較では23％下落、5年前の約半分。
・ケーブル事業者、サテライト、テレコTVプロバイダから受信するHD番組は75、2年前は53、5年前は28だった。
・全米世帯で3D対応HDTVを所有しているのは3％以下、このグループの45％は3Dコンテンツを全く見ていない。
・全世帯の21％が過去12ヶ月に新しいTVを購入、全世帯の19％がこの先12ヶ月で新しいTVの購入を予定している。

LRGの社長/主席アナリスト、Bruce Leichtman氏は、HDTV普及の原動力は低価格化と見ている。「米国世帯の全TVの60％近くがまだHDTVでない、HDTVの販売はもっと伸びると見てよい」と同氏は指摘している。