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世界のブロードバンド加入者は2015年までには約60%増加
January 10, 2012, El Segundo--IHS iSuppli「ブロードバンド&デジタル接続ホーム市場調査」によると、世界のブロードバンド加入者数は2015年には、2011年の6億件から58%増、9億4900万件となる見込みだ。今年のブロードバンド加入者数は、2011年から13%増、6億7600万件となる。
特に中国やその他の開発途上国からの高速インターネットアクセス需要の高まりに押されて、世界のブロードバンド加入者は、2011年から2015年の間に約3億5000万件も新規加入者が増える。
2011年の新規加入者のシェアは中国とAPAC地域が不釣り合いなほど大きく、中国だけで全世界の新規加入者の38%、APACが14%を占めた。しかし、アジア地域の成長は2つに分かれる。今後、伸び率が大きく落ちるのは日本、香港、シンガポール、台湾などの先進国、逆に急増するのは中国、インド、インドネシアなど。とは言え、2010年から2015年でAPACは、CAGR 16%と堅調な伸びが予測されている。
急増は、東欧、ラテンアメリカ、MEA(中東とアフリカ)でも予測されており、2010-2015年で伸び率は16~33%。
一方、ブロードバンドの普及率が世界で最も高い地域、北米とヨーロッパでは、ブロードバンド加入者数の増加は減速し、同じ期間にそれぞれCAGR 5~7%となる見込み。
米国では、電話会社と従来のケーブルプロバイダの新規加入者獲得競争が熾烈であり、ブロードバンド加入者の動きは特に激しい。AT&T U-verseとベライゾンFiOSに代表されるテレコのファイバサービスは、当初好調だったが、その後成長が鈍化してきた。結果的に、コムキャストやタイムワーナーなどの従来のケーブルオペレータが主導権を取り戻し、2011年Q2の純増は58%だった。
ブロードバンド装置市場では、ブロードバンドから、遙かに高速のワイドバンド技術へ移行しているので、売上は堅調。
ブロードバンド半導体市場では、ADSLからVDSLにフォーカスを移したイカノス(Ikanos Communications Inc)が引き続きシェアを落としている。こうした展開の恩恵を受けているのはブロードコム(Broadcom Corp)とランティク(Lantiq)。VDSL市場には3社が集中しており、イカノスは6四半期にわたりブロードコムとランティクにシェアを奪われたが、Q2にはシェアを伸ばした。
(詳細は、www.isuppli.com)
特に中国やその他の開発途上国からの高速インターネットアクセス需要の高まりに押されて、世界のブロードバンド加入者は、2011年から2015年の間に約3億5000万件も新規加入者が増える。
2011年の新規加入者のシェアは中国とAPAC地域が不釣り合いなほど大きく、中国だけで全世界の新規加入者の38%、APACが14%を占めた。しかし、アジア地域の成長は2つに分かれる。今後、伸び率が大きく落ちるのは日本、香港、シンガポール、台湾などの先進国、逆に急増するのは中国、インド、インドネシアなど。とは言え、2010年から2015年でAPACは、CAGR 16%と堅調な伸びが予測されている。
急増は、東欧、ラテンアメリカ、MEA(中東とアフリカ)でも予測されており、2010-2015年で伸び率は16~33%。
一方、ブロードバンドの普及率が世界で最も高い地域、北米とヨーロッパでは、ブロードバンド加入者数の増加は減速し、同じ期間にそれぞれCAGR 5~7%となる見込み。
米国では、電話会社と従来のケーブルプロバイダの新規加入者獲得競争が熾烈であり、ブロードバンド加入者の動きは特に激しい。AT&T U-verseとベライゾンFiOSに代表されるテレコのファイバサービスは、当初好調だったが、その後成長が鈍化してきた。結果的に、コムキャストやタイムワーナーなどの従来のケーブルオペレータが主導権を取り戻し、2011年Q2の純増は58%だった。
ブロードバンド装置市場では、ブロードバンドから、遙かに高速のワイドバンド技術へ移行しているので、売上は堅調。
ブロードバンド半導体市場では、ADSLからVDSLにフォーカスを移したイカノス(Ikanos Communications Inc)が引き続きシェアを落としている。こうした展開の恩恵を受けているのはブロードコム(Broadcom Corp)とランティク(Lantiq)。VDSL市場には3社が集中しており、イカノスは6四半期にわたりブロードコムとランティクにシェアを奪われたが、Q2にはシェアを伸ばした。
(詳細は、www.isuppli.com)