All about Photonics

Home > News > News Details

News Details ニュース詳細

市場軟化が3Q11光コンポーネント世界市場に影響

December 20, 2011, London--Ovumによると、マクロ経済の不確実性による市場軟化の影響で光コンポーネント世界市場は前期比0.2%縮小した。
Ovumの調査では、光コンポーネントの売上高は2四半期連続で減少し、15億7000万ドルとなった。第4四半期は、 タイの洪水による生産停止で売上高は2桁減となる見込みだ。
Ovumのアナリスト、Daryl Inniss氏は、市場縮小の原因をマクロ経済の不確実性と見ており、「この分野でわずかな市場縮小があったにもかかわらず、市場リーダーであるフィニサは前期比3%成長を確保した。とは言え、4四半期にならすと市場シェアは落ちている」と分析している。
同氏によると、2012年Q1は弱含み。マクロ経済の不確実性と洪水の影響が続くため、また強い価格下げ圧力が2012年の価格を急激に押し下げる。
「主要プレイヤ間の現在の交渉で価格下げ圧力が強いと聞いている。2012年にその影響が出てくる。交渉のほとんどは、従来の価格下落幅の低いポイントにある。この積極果敢な価格設定は競争環境の厳しさを示すものであり、タイ洪水による供給制約によって悪化している。この低価格は売上高と純利益の両方に影響を及ぼす」と同氏は分析している。
光コンポーネント上位10社レポートによると、富士通オプティカルコンポーネンツ(FOC)が前期比28%増、前年同期比50%増で絶好調の四半期。逆にオクラロは、売上高が前期比6%減となり、不調の極致となった。
Inniss氏によると、すべてのベンダが不調というわけではない。「2012年のQ2とQ3の間では、力強い成長を予測している。抑制していた需要が市場を押し上げ、マクロ経済の不確実性が続いたとしても、2012年下期は力強さが出てくる」と同氏はコメントしている。

製品一覧へ

関連記事

powered by weblio





辞書サイトweblioでLaser Focus World JAPANの記事の用語が検索できます。

TOPへ戻る

Copyright© 2011-2013 e.x.press Co., Ltd. All rights reserved.