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NECと富士通、異ベンダ装置100GbE信号を相互接続に成功

December 14, 2011, 東京--富士通、日本電気(NEC)、アンリツは、通信速度が従来の2.5倍~10倍である100ギガビット級の通信事業者向け光ネットワーク相互接続インタフェース技術の確立を目指した実証実験を行い、世界で初めて成功した。
これにより、異ベンダの装置を用いた複数の光ネットワークを結んで100GbE信号の伝送が可能になることを世界で初めて実証した。
富士通、NEC、アンリツは、2010年にITU-Tにおいて国際標準化された100GbEを光ネットワーク上で伝送するための技術であるOTN(Optical Transport Network)に準拠したインタフェースの開発を行ってきた。今回、富士通とNECが通信装置のプロトタイプを、アンリツが測定器を持ち寄り、異なるベンダ装置間で100GbEを収容したOTNインタフェースの相互接続性の評価および基本的な性能評価を行い、世界に先駆けて本インタフェースを実装した装置間の相互接続に成功した。さらに100GbE信号のデータ伝送効率を100%で伝送したことも確認した。この技術により、異なる通信事業の光ネットワーク間を従来の2.5倍から10倍高速な100G級の通信速度で相互接続することが可能となる。
実験はけいはんなオープンラボ相互接続性検証ワーキンググループの産学官連携共同研究テーマの一つである「Ethernet over OTN技術 研究開発プロジェクト」の一環として実施。ベンダ各社がオープンラボという開かれた中立の研究開発環境を利用することで初めて実現できた。
100Gシステムは、この分野で先行するシエナ(Ciena)、Alcatel-Lucentから相次いで導入のニュースが発表されている。これら2社を猛追するのが中国のファーウェイ。こうした実績は、調査会社Infonetics Researchの「光装置の特徴とベンダの先進性:世界のサービスプロバイダ調査」にそのまま反映されており、「サービスプロバイダが、40G/100G光技術、P-OTS、光伝送とスイッチング全般のリーダーと考えるベンダリストで、シエナがトップになった」と発表されている。Alcatel-Lucent、ファーウェイも高い評価をうけているとされているが、国内装置ベンダは名前が挙がっていない。

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