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3Sフォトニクスのレーザ技術がNASAの火星探査に採用される

December 7, 2011, Nozay--3Sフォトニクス(3S PHOTONICS Group)は、同社のレーザ技術をNASAのMSL(Mars Science Laboratory)ミッションに提供する。MSLの目的は、Curiosityと名付けられ、10個の測定機器を搭載したモバイルロボットRoverを火星に送り込んで、過去に火星に生物がいたかどうかを調べることにある。
フランスの国立宇宙研究センタ(CNES)は、クオンテルグループ(Quantel Group)と提携し、Rover Curiosityに搭載される10の測定機器のうち、ChemCam (CHEMistry CAMera)を含めて2つ機器の設計、製造を担当。
ChemCamは、基本的な測定機材であり、岩やロボット周辺9mまでの地面の分析を行う。これには、レーザアブレーションを用いた分光解析技術を使用する。この新しい技術は、これまで一度も使われたことがなかったが、Rover Curiosityを移動させることなく火星の岩の分析ができるので初めて採用された。CHEMCAMから取得した情報に基づいてRoverは、別の岩の近くに位置を変え、さらに分析を続けることができる。
2004-2005年、3Sフォトニクスのレーザは、特にプロセス制御、パフォーマンス、信頼性が優れているということで分光用にChemCamのレーザに選定され組み込まれた。
NASAのRover Curiosityは、フロリダのケープカナベラ空軍基地からAtlas Vロケットに乗せられて2011年11月26日に打ち上げられた。

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