Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

November 25, 2011, ニコシア--Cyta(Cyprus Telecommunications Authority)とレバノン通信相(MoT)は、公式の相互協議で、キプロス(Cyprus)とレバノン間に新しい大容量海底ケーブル、EUROPAケーブルシステムを共同で建設する意向を確認した。
EUROPAの位置づけは、両国を結ぶ既存のCADMOSケーブルシステムの修復であり、大容量代替ルートの構築。また、レバノンに陸揚げするIMEWEケーブルシステムとキプロスに陸揚げするALEXANDROSケーブルサブシステムとのブリッジの役割も果たす。Cytaは、テレコムエジプト(Telecom Egypt)のTEN海底ケーブルシステムを経由して建設され、エジプトとフランスに陸揚げ局を持つALEXANDROSの単独所有者。
EUROPAは、中継機を用いない海底ケーブルで、少なくとも8ファイバペアで設計され、ALEXANDROSサブシステムと相互接続してヨーロッパ各地およびその先にまで接続を延ばし、中東とヨーロッパ間の通信ブリッジを形成する。同時に、既存のCADMOS、IMEWEシステムを補完し、代替ルートを提供することで冗長性を高める。