Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

November 11, 2011, Mountain View--医療メージング分野の革新が急速に進み、利益を生み出していることから、この分野の成長率が高まり、投資を引きつけている。資金の流入によって高品質、ハイテク医療や装置が開発され、利用しやすい価格になるという好循環がある。
これまで、新しい医療機器技術の導入に意欲を示しているのはBRIC諸国だった。
Frost & Sullivanの調査レポート「最高レベルの医療機器とイメージング技術2011」によると、医療イメージングが1つの成長分野となっており、多くの革新的技術が速いペースで生まれている。将来の画像診断の成長原動力となっているのは、主に収益性、小型化、デジタル化、ハイブリッドイメージング、光(optical)や超音波のような非イオン性の安全な画像診断法の利用。
医療機器やイメージング技術のメーカーはR&Dにより、ローコスト、ローパワー、人間工学的な医療機器の実現を目指してきた。こうした機器はほとんど保守の必要がなく、相対的に危険が少ない。新時代の医療機器が世界中の医療基盤の標準になると考えられており、先進国と発展途上国との間にある高品質医療の不均衡が縮まると見られている。
ヘルスケアサービスに対する要求が高まっている発展途上国は、世界のヘルスケア産業の最大分野の1つである画像診断産業の関心を引きつけている。
先進国における製品承認や市場参入の度重なる後れによって医療機器会社は、地理的な代替市場を探し、臨床データの収集、新製品の承認獲得、初期収入の確保を目指している。こうしたトレンドのために、先進国の消費者は、新しい医療技術革新の利用が後れるかも知れない。今後10年以内に、新製品は先進国市場よりも新興国市場に先に投入されるようになる可能性がある。このようにして、これから登場する技術のローコスト、より高いスループットと安全性に関して、世界の画像診断産業は、新興市場からの需要増により将来が明るくなる、とFrost & Sullivanは分析している。
(詳細は、www.frost.com)