Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

November 8, 2011, Stockholm/Sunnyvale--テリアソネラ(TeliaSonera International Carrier)とインフィネラ(Infinera)は、500Gbps Superchannelをベースにして世界で初めてテラビット光伝送に成功した。
デモンストレーションは、ロサンジェルスとサンノゼの1105kmのファイバで行われた。
トライアルには、InfineraのDTN-Xプラットフォームが用いられ、300Gbps伝送容量のルートにテラビットの容量を追加し、従来のトライアルの2倍に拡張できることを示した。
TeliaSoneraの社長、Erik Hallberg氏は、「当社の考えは、顧客がビジネスを効率的に拡張できるような最先端のサービスを提供することだ。10Gサービスが溢れており、100Gbpsルータポートも登場してきたので、ネットワークを100Gbps以上に拡張できる最先端のトライアルを行っている」とコメントした。さらに同氏は、「Infineraを使った、このテラビットデモンストレーションによって、最も要求の厳しい顧客に際立った体感を提供することに当社が取り組んでいることを示すものだ」と話している。
Infineraは、Superchannel分野の先駆者であり、500Gbps フォトニック集積回路(PIC)をベースにして、初めてSuperchannelを実証した。Superchannelは、複数の光キャリアを統合して単一のマネージド構成要素にすることで実現する光大容量単位。したがって、光ネットワークは運用コストや複雑さを増すことなく容量を拡張することができる。PICsベースのSuperchannelによってオペレータは単一の運用法で500Gbpsの容量を簡単にプロビジョンすることが可能となる。InfineraのDTNプラットフォーム、ATNプラットフォーム、Infinera Managed Servicesは、同社のポートフォリオの要素であり、先頃発表した500GbpsSuperchannelをサポートしているDTN-Xパケットオプティカルトランスポートネットワークプラットフォームの要素でもある。