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白内障手術にフェムト秒レーザを使うアプローチ

October 26, 2011, Orlando--白内障手術に特殊フェムト秒レーザを使う新しいアプローチは食品医薬品局(FDA)承認となっているが、米国ではまだ普及していない。
Dr. Culbertsonのチームは、フェムト秒レーザによる白内障の前処置が白内障軟化に必要な超音波エネルギーのレベルにどのように影響するかを調べた。この乳化は、白内障の吸引が容易になることを目的に行われる。患者の中のパーセンテージは少ないものの、手術後、ゆっくりとした視力回復にこれが関連しているため、医師は超音波エネルギーのレベルを可能な限り低くしたと考えている。理想的には、適切と思われた場合には超音波の使用はなくしたい。
Dr. Culbertsonの無作為研究では、29%の患者が片眼はフェムト秒レーザで白内障手術を行い、他方の目は標準的白内障処置である水晶体超音波乳化吸引術を行った。レーザ手術は、水晶体嚢の円形切開を行うレーザ嚢切開、レーザレンズ細分化、次に超音波乳化と吸引。レンズ細分化はレーザを用いてレンズをセクションに分け、その表面に斜交平行模様を刻み込むことで和らげる。標準的な手術には、手作業の切開が含まれ、次に超音波乳化と吸引が続く。いずれの方法でも、白内障が除去された後、人工水晶体を目に入れて自然のレンズを置き換え、患者の視力を回復する。
標準的な白内障手術との比較では、レーザ前処置を行うと超音波エネルギーの使用は45%少なくなった。また、レーザ前処置を行った目では外科的処置は、手作業の標準手術と比べて45%減少した。この調査は、最も一般的なタイプの白内障、グレード1~4に関するものだった。よりグレードの高い白内障には、この結果は当てはまらない可能性があるとDr. Culbertsonはコメントしている。
(詳細は、www.aao.org)

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