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IMSリサーチ、LED小売価格調査を発表

October 20, 2011, Wellingborough--IMSリサーチ(IMS Research)は、「世界月間LEDランプ小売価格調査」を発表した。同調査は、急成長・変化するLEDランプ市場をモニタしている。
白熱電球の段階的廃止とコンパクトな蛍光灯(CFL)に対する消費者の嫌気により、LED代替ランプには価格下落にともなって大きな商機が見えている。
IMSリサーチのディスプレイ、LEDおよび照明担当SVP、Ross Young氏によると、消費者が導入するLEDランプの数は加速度的に増えている。「このレポートは、照明関連の企業がLEDランプの価格、仕様、その他の製品トレンドの進展をモニタする最も経済的な方法である」と同氏は付け加えている。
IMSリサーチは6カ国にアナリストを配置し、店頭およびオンラインでLEDランプ価格を調査している。最新の調査によると、60W白熱電球のLED置き換えランプ小売価格は、前月の34ドルから上昇して36ドルだった。世界的価格変動の主因は通貨価値の変動による。米国における60W置き換えLEDの平均価格下落は、主にPhilips Ambient 60W置き換えランプ価格が40ドルから25ドルへ38%落ち込んだことによる。「この変動は極めて重要だ」とIMSリサーチは言う。理由は「60W白熱ランプは現在世界で最も広範に導入されているからだ。北米の住宅部門だけでこのランプは20億個以上が使用されている」。
また、これらのランプの価格は地域ごとに大きな違いがある、とIMSリサーチは報告している。ドイツが最も高価で70ドル、台湾では同等のランプは19ドルだ。
同社照明市場アナリスト、Philip Smallwood氏は、「LEDランプ市場は、今後数年で猛烈なスピードで進化していく」と見ている。「新ブランド、技術の向上、消費者の認識、政府の規制、これら全てがランプ需要を後押しする。価格は、最も重要な購入決定要素の一つであり、四半期レポート示したようなLED分野の健全な供給過剰により、極めて迅速に世界中で価格下落が進む」と同氏は予測している。
また、この調査では、製品標準の欠如による置き換えランプのラベル間違い、不当表示が大量に見つかっている。IMSリサーチによると、全LEDランプの20%以上にラベル間違いがあり、置き換えに必要とされる最小ルーメン仕様を満たしていなかった。

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