Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

October 5, 2011, Ewing--ユニバーサルディスプレイ(Universal Display Corporation)は、パイオニア(Pioneer Corporation)とOLED技術ライセンス契約を結んだと発表した。
契約に従い、パイオニアはユニバーサルディスプレイ独自のUniversalPHOLEDリン光および他のOLED技術、材料にアクセスし、OLED照明製品の製造と販売ができる。
ユニバーサルディスプレイ社長/CEO、Steven V. Abramson氏によると、同社は長年パイオニアのパッシブ・マトリクスOLEDディスプレイビジネスをサポートしてきた。パイオニアは、2003年にユニバーサルディスプレイのリン光OLED技術と材料を使う初めてのOLEDディスプレイ製品を発表。この製品発表をベースにして、両社は、新日鐵化学、東北パイオニアとともに、2005年FINETECH JAPANコンファランスにおいて、ディスプレイ材料とコンポーネントカテゴリで第10回Advanced Display of the Year(ADY)賞を受賞した。それ以来、パイオニアは、自動車、家電およびその他のアプリケーション向けに様々なパッシブ・マトリクスOLED製品を開発、市場投入してきた。この強力な基盤をベースに同社は、ユニバーサルディスプレイのUniversalPHOLED技術と材料を使用してOLED照明に参入する準備を進めている。
今回の新しい契約により、パイオニアはユニバーサルディスプレイが所有、コントロールする様々なパテント、関連ノウハウに対するライセンスが認められ、照明アプリケーション向けにOLED製品を製造、販売することができる。