Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

October 4, 2011, Wellingborough--IMSリサーチ(IMS Research)の四半期レポートによると、PVモジュール価格の急速な下落によって世界中のPVモジュール業界の売上が、2011年、2012年連続して縮小する。
PVモジュールは膨大な供給過剰、熾烈な競争状態にあり、2011年を通してモジュール価格は急速に落ち込んでいる。出荷は増えてはいるが、売上は2011年で約10%落ち込み、2012年もさらに縮小するとIMSリサーチは予測している。
同社の最近の調査によると、PVモジュール製造能力は50GWを越えると予測されており、これは2011年の需要の2倍以上となる見込みだ。この膨大な供給過剰によって、ビジネス獲得に向けて価格戦争に陥るサプライヤが多く、現在の価格は2010年末の価格に対して35%落ち込んでいる。
IMSリサーチの推定では、2010年のPVモジュール市場規模は記録的な380億ドル、前年比74%増だった。出荷は増えているが、今後2年にわたりこの数字は落ち込み、2012年には300億ドルになる。2013年には売上は伸び始めるが、2015年までは2010年の水準には戻らないとIMSリサーチは予測している。