Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

September 13, 2011, Los Angeles--MELは、低消費電力DWDM SFPトランシーバを生産する計画を発表した。これは同社特許のチャープトFBGとアサーマル構造技術を利用している。
新しいチューナブルTRx、MLT(Mechanically Locked Tunable)は、機械的に波長をロックするので選択波長の維持にエネルギーを消費しない。そのため、MLT SFP TRxの消費電力は既存のEMLベースのトランシーバの半分、新しいチューナブルトランシーバの1/3となる。MELのCEO、Dr. BW Kimによると、これは世界初の通信ネットワーク向け機械式チューナブルSFPトランシーバ。「今日のチューナブルトランシーバは、可能な限り多くの可変波長を固定する実験室のエンジニアの産物だ。しかし、実際にはブロードバンドデータ伝送やアクセスネットワークで運用する際、波長の変更はほとんどない」と同氏は言う。
MLT SFPトランシーバは、チューナパネルに波長ナンバーをタイピングすることで電気–機械式のチューナにより所望の波長にチューニングすることができる。波長はトランシーバの寿命の限り機械的にロックされるが、必要なら、波長は別の波長に何度でも繰り返し再設定し、ネットワークパフォーマンス、運用調整をサポートする。この動的で柔軟な波長プロビジョニング機能により、MLT SFP TRxトランシーバは10Gまでのマルチデータレートをサポートする。また、コンパクト、ローパワーSFPプラットフォームで、CバンドまたはLバンド、100GHzスペーシングで40波長のチューニングが可能となっている。