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光通信技術を利用し世界最高速、40Gbps無線伝送実験に成功
August 23, 2011, 東京--情報通信研究機構(NICT)は、大阪大学(阪大)と共同で、電波による世界最高速40Gbpsの無線伝送実験に成功した。
この速度は、これまでの伝送実験最高記録(27Gbps)を大きく超え、最新の無線LANの約130倍もの速さになる。40Gbpsの伝送速度があれば、例えば、無線LANでは14分以上かかる容量32Gbpsのメモリ転送の所要時間は、わずか6秒程度となる。また、スーパーハイビジョンの非圧縮伝送も可能となる。
NICTは、高速伝送には適しているものの、発生させることが難しい「ミリ波帯」の電波を利用し、40Gbpsの世界最高速度の無線伝送実験に成功した。実験では、NICTがこれまでに開発した「光によるミリ波発生装置」、「高速高精度16値光変調器」と、今回新たに開発した「光・ミリ波変換器」、阪大の開発した「デジタル信号処理技術」を利用した。光通信向けに開発された高速高精度光信号発生とデジタルコヒーレント受信技術をベースとして、光の広帯域性を生かしたミリ波帯16値高速変調、復調技術を実現した。
携帯音楽プレーヤーのメモリ(容量32GB=256ギガビット)を、従来の無線LAN(IEEE 802.11n)で転送するには約14分(850秒)かかるが、40Gbpsの伝送速度があれば、わずか6秒程度に短縮できる。また、スーパーハイビジョンの非圧縮伝送も可能となる。加えて、利用の少ない「ミリ波帯」を使うことにより、限られた電波資源の有効利用にも大きく貢献する。
この研究成果は、スイス・ジュネーブで開催される光通信国際会議(ECOC2011、9月18日(日)~22日(木))において発表される。
この速度は、これまでの伝送実験最高記録(27Gbps)を大きく超え、最新の無線LANの約130倍もの速さになる。40Gbpsの伝送速度があれば、例えば、無線LANでは14分以上かかる容量32Gbpsのメモリ転送の所要時間は、わずか6秒程度となる。また、スーパーハイビジョンの非圧縮伝送も可能となる。
NICTは、高速伝送には適しているものの、発生させることが難しい「ミリ波帯」の電波を利用し、40Gbpsの世界最高速度の無線伝送実験に成功した。実験では、NICTがこれまでに開発した「光によるミリ波発生装置」、「高速高精度16値光変調器」と、今回新たに開発した「光・ミリ波変換器」、阪大の開発した「デジタル信号処理技術」を利用した。光通信向けに開発された高速高精度光信号発生とデジタルコヒーレント受信技術をベースとして、光の広帯域性を生かしたミリ波帯16値高速変調、復調技術を実現した。
携帯音楽プレーヤーのメモリ(容量32GB=256ギガビット)を、従来の無線LAN(IEEE 802.11n)で転送するには約14分(850秒)かかるが、40Gbpsの伝送速度があれば、わずか6秒程度に短縮できる。また、スーパーハイビジョンの非圧縮伝送も可能となる。加えて、利用の少ない「ミリ波帯」を使うことにより、限られた電波資源の有効利用にも大きく貢献する。
この研究成果は、スイス・ジュネーブで開催される光通信国際会議(ECOC2011、9月18日(日)~22日(木))において発表される。