Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

August 15, 2011, Scottsdale--In-Statの調査によると、MPLS(multiprotocol label switching)の普及が進み、この通信技術への投資は2015年には24億ドルに達する。
有線データサービスはビジネスカテゴリーに属するもので、これにはWANデータトランスポートサービスへの支出が含まれる。このサービスには、専用線、DSL、ネットワークベースIP VPN、T1、フレームリレイ(FR)、ATM、Ethernetサービスが含まれる。MPLSもハイパフォーマンス通信ネットワークで使用されているメカニズムの1つで、ラベルでノード間に「仮想リンク」を設定することで、あるノードから別のノードへのデータの転送が簡単にできる。
アナリスト、Greg Potter氏によると、MPLSはプロトコルアグノスティクであり、スケーラビリティが優れている。「MPLSは、回線ベースのクライアントとパケットスイッチングクライアントの両方に対して、統合データ転送サービスができるように設計されている。これまで、FR、ATMなど、多くの異なる技術が同じ目的で導入されてきた。当社の収集したデータから、MPLS投資の増加は、これら他のテクノロジーの一部に対してマイナスの影響を与えていることが明らかになっている」。

主な調査結果
・2010年から2015年の間に、FRは55％減になる。
・ケーブルデータサービス投資は、この予測期間に34％増になる。
・小企業(従業員数20～99)の投資は、2012年に62億ドルを若干上回る。
・ヘルスケアやソーシャルサービスバーティカルの投資は、予測期間を通じて12億ドル増が見込める。