Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

August 12, 2011, Pittsburgh--ペダルを踏み、LEDで自転車の車輪を照らす安全システムを工業デザイン科の学生が考案した。
カーネギーメロン大学(Carnegie Mellon University)2年生の時、Jonathan OtaとEthan Frierという学生がこのアイデアを発案した。
「現在の自転車は、前後を照らすだけで横には役に立たない。また、特に視覚的混乱が多すぎる街中では、自転車を周囲の環境から目立たせることにならない」とOtaは主張する。
こうして、3色のLEDを自転車の車輪にとりつけ、ペダルパワーで照らすProject Auraが生まれた。自転車のスピードが上がると、自転車のLEDは赤から白色に変わり、スピードが上がったことが分かるようになっている。
「ぼくらは、みんなが使いたくなるような、使って安全になるかっこいい自転車を作りたかった」とOtaは言う。
このアイデアを実現するために、この学生たちは学部生研究助成金(SURG)を獲得した。「デザインでは、いつもすばらしいアイデアが生まれるが、学生の身としてはそれを実現する資金が限られている。SURGのお陰でこのアイデアを実現することができた」(Ota)。
学生たちは、この最終的なビデオがプロジェクトの完結であると考えていたが、ページビュー11万回を過ぎて、考え直した。Core77デザイン輸送デザイン学生部門で賞を獲得したことで、商用化を目指すようになった。
この新進企業家たちは現在、特許申請を行っており、ライセンス供与がよいか、製造するのがよいか検討している。