Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

August 9, 2011, Wellingborough--IMSリサーチ(IMS Research)の「マシンビジョン2011」レポートを発表した。同社シニアアナリスト、John Morse氏は、「マシンビジョン販売の伸びは減速の兆しを見せている」とコメントしている。
マシンビジョン世界市場は、2009年の衝撃的な落ち込みから回復し、2010年には40％成長した。Morse氏は、当時すでに成長減速の兆しを予想していたと言う。「この回復水準は驚くほどのことではなく、すでに2月に発表したレポートで報告されていた。驚いたのは、IMSリサーチのマシンビジョン四半期市場調査に、今年上期の鋭い落ち込みが見られたことだ。特に、アメリカとアジア市場だ。この段階では、EMEAは堅調を維持しているようだった」。
IMSリサーチは、景気低迷に続く在庫補充完了がこの成長率減速の要因と見ている。グローバルな産業活動はIMSリサーチの推定では7～8％の成長と見積もられているが、それでも2011年のマシンビジョン売上は、10％程度は伸びると予測されている。マシンビジョンの長期的予測は悪くないが、満足できるものではないとする警告もでている。