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NTT Com、国際IPバックボーンの日米間500Gbps化

August 5, 2011, 東京--NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、国際IPバックボーン(「グローバルIPネットワークサービス」)で最大の通信量が配信される日米間回線の容量を、ISP業界最大級である500Gbpsに増速した。この新しい回線容量は、デジタル地上TV約30000chs、4世紀分の新聞記事に相当する。
日米間における提供容量は、1997年サービス開始当初45Mbps、2002年でも5Gbpsだったが、昨年末までの5年間で約7倍になり、昨今のクラウドコンピューティングやスマートフォン・タブレット型端末の利用者増加、アクセス回線のブロードバンド化の浸透による音楽・動画配信、SNS・ミニブログなどのインターネットサービスの利用増加などにより、世界的なインターネット需要が爆発的に伸びたことを受け、2010年1月に300Gbps化してから1年経過しないうちに400Gbpsに到達。その後、約半年で500Gbpsとなった。
NTT Comの国際IPバックボーンは、国内外の固定・携帯電話会社、ISP、データセンター事業者、コンテンツプロバイダーなどが接続し、日本と海外を結ぶ主要なインターネットトラフィックを運んでいる。2011年3月11日の東日本大震災においては、日米間の国際通信用ケーブルが一部損傷したものの、完全冗長化されたケーブル構成と国際キャリアとして築きあげた協調関係に基づく各海外キャリアやケーブル会社との連携により、影響を最小限に抑えることができた。
また、この国際IPバックボーンは、IPv4/IPv6のデュアルネットワークとなっており、次世代の通信規格であるIPv6ネットワークの中心に位置するコアネットワークの1つとして、2011年6月8日に行われた世界規模のIPv6トライアル「World IPv6 Day」においても大きな役割を果たした。

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