Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

August 5, 2011, Campbell--Infonetics Researchは「次世代FTTH、PON導入戦略:世界のサービスプロバイダ調査」2011版を発表した。
Infonetics Researchのブロードバンドアクセス担当ディレクティングアナリスト、Jeff Heynen氏は、「オペレータは増え続ける帯域需要に後れをとらないようにしなければならない」としながらも、「既存のFTTH技術の置き換えは、次世代技術の価格が現行装置と同等になるまで起こらない」とコメントしている。次世代技術とは、10G EPON、XGPON1(非対称10G PON)、WDM-PONを含む。

調査結果の要点
・ベンダは、次世代技術を利用したFTTH展開の第3の波に大きな期待を抱いているが、FTTHトライアルや導入の具体化は遅々として進まない。
・オペレータが最終的に次世代FTTH技術を導入することになる最大の理由は加入者あたりの帯域増。帯域増は、IPTVやブロードキャストビデオ配信の結果だ。
・FTTH ONTにキャリアが最も求めているのはVoIP、802.11n、HPNA、簡単なブリッジデバイスから統合的な住宅用ゲートウエイへの継続的移行を示していること。
・カリクス(Calix)が、「FTTHベンダ上位3社」の1社として最も多く名前があがっていた。