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July 28, 2011, ワシントン--デュポン(DuPont)は、イノバライト(Innovalight, Inc)を買収した。イノバライトは、最先端のシリコンインク、結晶シリコン太陽電池の効率を向上させるプロセス技術に特化した企業。
この買収についてデュポンは、「太陽エネルギー市場における材料分野のリーダーとしてのデュポンの地位の一層の強化となり、デュポンが提供するPV材料や技術の幅が広がり、材料も増える」と説明している。買収金額は非公表。
2010年、デュポンのPV市場への販売額は10億ドルを超えており、同社では、ソーラモジュールの効率、寿命、全般的なシステムコストなどを改善する技術革新にサポートされて今後も成長が続くと見ており、2014年の売上は20億ドルを目標としている。
デュポンのエレクトロニクス&通信部門のプレジデント、David B. Miller氏は、「デュポンとイノバライトは共同で材料の革新に取り組む。これは両社共通の目標であり、狙いは太陽エネルギーの高効率化、低コスト化だ」と話している。
イノバライトは、独自のシリコンインク、プロセス技術、製品の流通ルートを開発してきた。デュポンのSolamet PVメタライズペーストと併せて使用するシリコンインクは、太陽光から得られる電気量を増やし、優れたSelective Emitter太陽電池の製造を可能にする。業界の予測では、Selective Emitter技術は2013年までに結晶シリコン太陽電池の13％を占め、2020年には38％まで成長する。
イノバライトの創始者、Conrad Burke氏は、「イノバライトはソーラデバイス、シリコン技術、Selective Emitter技術に深い知識を持ち、デュポンは材料科学、製造、世界市場へのアクセスで傑出している。両社は補完的であり、両社の能力を広げ、加速して顧客ニーズに応え、今日のエネルギー問題に技術革新で対処していく」と話している。
(詳細は、www.innovalight.com)