Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

July 25, 2011, Houston/Morristown--エメラルドアトランティス(Emerald Atlantis Limited)とTE SubComは、エメラルドエクスプレス大西洋横断ケーブルシステム建設交渉をまとめた。
第1フェーズでは、米国、カナダ、UKおよびアイスランド間で低遅延、超大容量、5200kmの最先端の海底ケーブルを建設することになる。所望の超大容量を実現するために、エメラルドエクスプレス(Emerald Express)は6ファイバペアの各々が100×100Gをサポートするように設計される。
「エメラルドエクスプレスシステムは、ファイバペアあたり100×100Gの設計と、大西洋横断低遅延に最適化された“巨大円”ルーティングとの組合せになっており、これによってエメラルドアトランティスはクラウドサービスに後押しされる爆発的な帯域需要に対応することができ、一方でアイスランドが必要とする接続性を提供し、ローコスト、100％カーボンフリーの再生可能エネルギーで電力供給を行うデータセンタの爆発的な成長をサポートすることができる。これらのデータセンタには、エメラルドアトランティスの最大株主にして戦略パートナーであるWellcom Trustが巨額投資を行っている」(EA社長、Greg Varisco氏)。
UKとカナダ間の大西洋横断ケーブルのルート調査は8月早々に始まり、エメラルドエクスプレスシステムは2012年後半にサービス開始となる予定。同システムにはアイスランドへの大容量接続が含まれており、これによってアイスランドのデータセンタはヨーロッパや北米に超低遅延接続を提供し、将来の接続をサポートするためにニューファンドランド沖とアイルランドにブランチングユニットを設置する。