Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

July 21, 2011, Austin--IMSリサーチ(IMS Research)の分析によると、2010年の世界照明市場は830億ドルで、ランプが全体の24％を占めた。2015年までに市場規模は1150億ドルとなり、ランプのシェアは33％となる見込みだ。
同社によると、世界の照明市場は現在、大きく変わりつつある。効率基準の高まり、エネルギー効率への高まる関心、LED分野のブレイクスルー、これら全てが、かつては新規参入が難しかった、変化の乏しい市場に影響を与えつつある。
IMSリサーチ照明市場アナリスト、Philip smallwood氏は、「成長はLEDの進歩に端を発する」と言う。「LEDは効率がよくなり、全般的に価格が下がっている。現在、LEDは、照明市場全体の10％($US)を占めているが、シェアは2015年までに46％にまで伸びると見られている。」
成長の大半は、北米や西欧といった世界の先進地域の貢献によるもので、これらの地域が市場規模の約50％を占める。例外は中国。2010年、照明市場の14％を中国が占めたが、中国のシェアは2015年には20％に増えると見られている。継続的な経済成長、建設ブーム、電力消費増に対する関心、一般大衆の購買力の高まり、これらすべてがこの地域の市場に影響を与える。
大手の照明サプライヤは数10年にわたり市場で優位を占めてきたが、LED技術のイノベーションが扉を開き、新規参入者が照明器具市場のニッチマーケット争奪戦を開始した。早期市場参入者が有利と見られている。
IMSの調査レポートは、5つの照明技術(白熱灯、CFL、蛍光灯、HID、LED)のトレンド、詳細な販売額、出か数量、ASPを地域(北米、南米、西欧、EMEAの残り、日本、中国、APACの残り)ごとに分析している。