Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

July 19, 2011, Boston--Infonetics Researchはホワイトペーパー「急接近する100G時代」は、激増するネットワークトラフィックへの対処でサービスプロバイダがネットワークアーキテクチャを変更しようとしていることから、現在進行中の光ネットワークの変化について調査している。
Infonetics Researchのアナリスト、Andrew Schmitt氏の分析によると、進行中の光ネットワークの改変としては、ビットレートを10Gから40G/100Gへアップグレードすること、スペクトラル効率改善に向けたコヒレントオプティクス、OTNスイッチングの普及によるネットワーク効率と障害耐性の改善、ROADMによる光の柔軟性強化、さらに究極的には、Ethernet/MPLSを回線として従来のSONET/SDHに置き換えること、が含まれる。
Infonetics Researchの分析では、100G技術は、40Gが初めて登場したときよりも成長ペースは速く、2013年早期に立ち上がる。中国は、現在出荷されている40Gポートの50％を占めると言われているが、中国の100Gへの移行が予想より早まると、Infonetics Researchは見ている。
「40G技術は、上からはコスト競争力のある100Gソリューションによって、下からは低コストのチューナブルXFPソリューションによって挟撃されることは明らかだ。キャリアはスペクトラル効率と運用コストを重視しており、過去の基準よりも高い価格で高速技術を導入することに意欲的だ。当社の見方では、2013年に100Gが広く普及するようになると、100Gへの移行は急速に進む」とホワイトペーパーの著者、Schmitt氏はコメントしている。
「この移行が一度始まる、ベンダの差別化ポイントは、100G WDM技術だけでなく、OTNスイッチングあるいは完璧なIP/MPLSスイッチングなどの効果的なスイッチング技術によってこの太いパイプを十分に使いこなす技術となる」と同氏は付け加えている。
(詳細は、同社white paper)