Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

July 15, 2011, Santa Clara--コヒレント(Coherent, Inc)は、コヒレントとHöganäs、ABBが上海のHöganäs工場にレーザアプリケーションセンタを開設したと発表した。
同センタでは、ABB IRB2600ロボットに搭載したCoherent HighLight 4000L、4kW、ダイレクトダイオードレーザシステムにアクセスでき、ユーザはメタルクラッド工程の一環としてレーザを利用することができる。アプリケーションセンタの担当者がクラッド工程のパラメータ最適化のための知識と経験を提供し、新たにクラッド技術を開発しようとしている人がレーザ技術の適合性を理解できるように支援する。
「Höganäsは、ハイテク表面コーティング法、特にレーザクラッディングに適した粉末を幅広く開発している。当社のアプリケーションエンジニアが、これらの材料の利用に際して提供する専門技術によってレーザクラッディングの効果的な実装が容易になり、顧客は工程開発時間を短縮することができる」とHöganäsアジアプレジデント、Per Engdahl氏はコメントしている。
「ダイレクトダイオードレーザクラッディングは、従来のアーク溶接や熱容射法に対して実用的な利点は多々ある。例えば、レーザ技術では局所的な加熱歪が避けられるので、後処理が不要になる。また、クラッドの低希釈、空隙の減少、表面の優れた均一性など。ダイレクトダイオードレーザは、他のレーザタイプに比べると、所有コストが低く、ビーム特性がクラッディングに適している」とコヒレントのマーケティングディレクタ、Frank Gaebler氏は話している。