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香港理工大学が高速鉄道でFBGセンサを利用

July 14, 2011, 香港--香港理工大学(PolyU)は、西南交通大学および大連交通大学と協力して、中国で拡大が続く高速鉄道の構造物健全・安全モニタに同大学独自の先端ファイバブラッググレーティングセンサシステムを利用する研究を進めている。
PolyU学長Timothy W. Tong教授と副学長Alex Wai教授(研究開発)が招かれ、本運用前の北京-上海高速鉄道試験走行に加わった。派遣部隊には、議会メンバー、主要研究者、学生代表も含まれていた。
PolyU研究者と中国本土の協力機関は、高速鉄道の数カ所にFBGモニタリングシステムを設置。数100の光センサが、振動、加速、温度変化に関する情報をエンジニアリングスタッフに提供し、スタッフは線路や車輌、軌道の構造的安全性のモニタに役立てる。
光通信の教授でもあるAlex Wai氏によると、光ファイバ技術は人々の通信方法を根本的に変えた。その応用は、センシングシステム、ライフサイエンス、計測、構造工学を含む幅広い分野に広がっている。
車輌や軌道のモニタリングに関しては、Ho Siu-Iau教授とTam Hwa-yaw教授をリーダーとするチームがFBG鉄道モニタリングシステムを高速鉄道の重要箇所に設置完了。同システムは、PolyUのエンジニアリング担当者が解析できるようにリアルタイムデータを提供している。また、列車速度、軸のバランス、振動データも記録し、今後の解析に役立てる。同システムは高速鉄道の運用に役立つだけでなく、この分野の研究前進にも貢献する。

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