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June 29, 2011, パリ--アルカテル-ルーセント(Alcatel-Lucent)は、現在の最高速IPネットワークに対して4倍のパフォーマンスを実現する新しいネットワークプロセッサを発表した。
FP3は、伝送速度400Gbpsをサポートすることで帯域集約的なサービス、アプリケーション、コンテンツに新たな可能性を開き、一方で消費電力を50％削減する。FP3プロセッサのAlcatel-Lucentサービスルータポートフォリオへの搭載は2012年の予定。
新しい世代のIPルーティング技術の最初となるFP3プロセッサは、超ハイパフォーマンスのパブリック、プライベートIPネットワークの今後のニーズに応えられるように設計されている。例えば、1個のFP3プロセッサで同時に70000のHDビデオストリームあるいは同時に840万のリテールクラウドセッションをハンドリングできる。
Alcatel-Lucentは業界で初めてIPネットワーク向け400G技術を開発した。2010年に標準化された100GbEの普及加速、それに続く次の世代の高速化に寄与する狙いがある。調査会社DellOro Groupの予測では、100GEポート出荷は2010年から2015年の予測期間で、年率200％を超える勢いで増えていく。
Alcatel-LucentのIP事業部長、Basil Alwan氏は、今回発表したFP3について、「この技術によって当社は、今日最速のIPコアルータよりも1世代先を行くことになる」とコメントしている。「それに、単にビットの問題ではなく、サービスプロバイダとそのビジネスにとっては収益を生み出し、家庭やモバイル顧客にとっては価値を創造するものとなる」。
FP3は業界初の400Gネットワークプロセッサ。その特徴としてAlcatel-Lucentは、次の点を挙げている。フルレンジでビジネス、家庭、モバイルエッジサービスのIPルーティングをサポート。高密度100Gラインカード設計の早期市場投入を加速。高集積設計により全般的なメモリを削減。10G単位で粒度の細かいパワーマネージメントを行い、全般的な消費電力をビットあたり50％削減。既存の40nmプロセスを利用することでリスク低減。7750 SR用FP3ラインカードは、2ポート100GE、6ポート40GE、20ポート10GE構成で2012年に商用提供予定。